活動内容

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・エポック授業

3年生(9歳)までゆっくり時間をかけてこの地上に降りてくる子どもたち。子どもたちが、知識先行でなく、様々な事物と心から出会い、意識を向け、それらと結びついていけるような授業を行っていきます。

エポック授業はシュタイナーの「芸術としての教育」という考えに基づいて構成されます。授業の時間は約1時間30分~45分。かんじ、さんすう、などの教科を集中して学びます。ひとつのテーマのもとに多教の教科を融合させて展開します。ものがたりに耳を傾け、絵を描き、歌を歌い、じっくりと授業にひたることによって、表面的な知識にとどまらない深い学びとなることを目指します。

カリキュラムはすべて教師による手作りです。子どもの成長に応じて 変化し、子どもの深い学習意欲に応えられるような授業を創造します。
教科書はありません。先生は黒板に色とりどりのチョークで絵を描きます。
そこから導き出される課題を、子どもたちがそれぞれクレヨンや色鉛筆でノートに描きます。そのエポックノートがその子だけの教科書になります。

まなびのわでは、小学校1~3年生までの複式授業となります。
それぞれの年齢、習熟度、性質にあった細やかな対応で、ひとりひとりの子どもの学習を導きます。
講師は鈴木裕子先生です。

  • 講師紹介
    鈴木裕子(すずきひろこ)先生
    栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤務。小さな児童図書出版社の編集長として”奮闘中”に病を得て退職。
    1995年渡英。翌年サセックス州にある「ザ・スピーチ・スクール」(現「アルテミス」)で言語造形と演劇を学び2000年卒業。同年エマーソン・カレッジに入学し、シュタイナー教育やストーリー・テリングを学ぶ。2003年9月8年ぶりに帰国し、現在熊本県大津町在住。シュタイナー教育講座や語りの公演・ワークショップ等を行う。
    2013年4月より、「いのちのまなびのわ・シュタイナー教育とまなぶ土曜クラス」の講師として、1・2・3年生のための授業を毎月二回、阿蘇フォークスクールにて担当。

 

・季節のテーブル
季節を感じるコーナーを教室に作ります。
身近なところに咲いている花や木々の枝、実、種、鉱石や貝殻など自然のものと、手作りのお人形、季節の色の布などを取り入れて、その季節ならではの雰囲気を感じられるように飾ります。
一年を通して自然を見つめることで、自然の変化を繊細に感じ取り、自然を敬う感性を養っていきます。また手仕事や、藝術的な要素をふんだんに取り入れて、表現することも楽しみのひとつです。
お当番になったひとが中心になって、みんなが持ち寄った素材を活かして仕上げます。
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・誕生日を祝う
クラスの仲間の誕生の日を、みんなで祝います。
誕生日の時期は、その子の人生が向かおうとしている目的と親しく交わるための特別な機会と考えます。また、子どもたちの諸課題を、魂の深いところでトランスフォーム(変容)するのにちょうどいい時と言えます。まなびのわの誕生日のお祝いでは、お父さんお母さんは想像力を活かして、その子のための特別な「お話」を練り上げます。そして、誕生日の贈り物として、お父さん、お母さんの肉声で語ります(バースデイ・ストーリーのプレゼント)。それはその子に喜びを与えるだけではなく、無意識のレベルにまでよき働きかけをするでしょう。友だちの誕生日を祝う他の子どもたちにとっては、お話を贈られる友だちへの新たな理解や共感が養われる特別な機会ともなるでしょう。

・手仕事
自分の手を使って作業し何かを作りあげることを大切にしています。人間は、頭を使うのと同じくらい、手を使う必要があると考えます。作品を作るときは、できるだけ自然の素材を使い、工程の全体を体験し「つながり」を感じ取れるようにします。
人間の手の持っている可能性を実感し、人を喜ばせるもの、役に立つもの、美しいものを創り出すことは、生きる喜びにつながります。仕事のプロセスに充足感を見出すことは、子どもたちの育ちを支える力となると考えます。
2013年度は、羊からもらった羊毛(原毛)を洗うところから始めて、梳いたり、紡いだり、草木染めをしたり、作品作りをしました。
今後は、木工なども取り入れていきたいと考えています。